イケメンゴリラ「シャバーニ」やコアラがいることで人気のある、名古屋市千種区にある東山動物園が飼育する、雄のコクチョウの1羽から鳥インフルエンザの簡易検査で陽性反応が出たと、名古屋市は発表しました。
これを受けて、愛知県は鳥取大で1週間におよぶ確定検査を実施することになりました。
このコクチョウとはどんな鳥なのか、またこのコクチョウは東山公園のどのあたりにいるのか調べてみました。
東山公園のコクチョウとは
- コクチョウ(黒鳥)はパース島などで有名な西オーストラリア州に生息しており、カモ科ハクチョウ属に分類される鳥類で「ブラックスワン」とも呼ばれています。
コクチョウが生息していた場所
名古屋市地下鉄「東山駅」に最も近いため東山動物園の正門から出入りするする利用者はかなり多いです。
正門入って右側すぐのところに橋があり、その間近の池の胡蝶池(こちょういけ)に生息していました。
(正門近くにはモノレールの乗り場向かい側、喫煙所がある場所の方)
そこから鳥インフルエンザに感染している疑いのコクチョウが見つかりました。
問題となった経緯
昨日、元気がない1羽のコクチョウのオスが見つかり薬を投与しましたが、昨日の午後6時ごろに人間でいうと鼻水のよなもの(鼻汁)が確認されたため簡易検査を行ったところ、鳥インフルエンザ(A型)の陽性反応が出てしまいました。
その後、午後9時ごろに死にました。
これで飼育したコクチョウ5匹のうち3匹が死亡する事態となっています。
しかしながら陽性の反応が出たのは初めてで、先に死亡した2匹のコクチョウは陰性でした。
動物園側の対応措置
- 園内を消毒する。
- 野鳥と接触しやすい鳥の5種類(フラミンゴ、カモの仲間)を隔離しました。
- 来園者が直接接触できる、コアラ舎の奥にある「バードホール」や子供動物園にある「小鳥とリスの森」は本日(12/7)閉鎖。
- 踏み込み消毒槽を設置し来園者に靴底(足の裏)を消毒して協力してもらうことを依頼。
- 確定検査の結果が出るまでは1週間ほどかかるのでそれまでは営業し、陽性が出た場合は円全体の一時閉鎖も検討する。
おわりに
東山動物園側は先月末までコクチョウが飼育されていた胡蝶池は「野生の渡り鳥が飛来する場所」であり、渡り鳥でやってきた水鳥が感染源ではないかとみています。
ただ、感染した鳥との濃密な接触などを除いて「人には感染しないと言われている」ので冷静な対応をお願いしたいと述べています。
東山動物園側はあくまでも「鳥同士の感染」に留まっていること強調されていますね。
イケメンゴリラの「シャバーニ」を近々見に行く予定をしていたので余計に気になりました。
再検査で陰性になり、閉園にならないといいのですが・・・
今後も続報が出てくると思われますので追記していきます。
(12/13追記)残念ながら東山動物園は当面の間は閉園となりました。
植物園(一部のエリアを除く)は通常どおり開園しています。
東山動植物園のお知らせほコチラにあります。