TBSテレビ 「爆報!THE フライデー」に出演される、95才で現役のピアニスト、室井摩耶子(むろいまやこ)さん。
「生涯現役ピアニスト」として生きられる健康や長寿の秘訣とはどんなものなのでしょうか?
また、大正生まれの室井摩耶子さんはどんな人生を歩んできたのでしょうか?
室井摩耶子さんプロフィール
連載4回目が掲載されました。「格好良い」とか「ファンキー」とかそんな言葉では形容できない、とてつもないエネルギーを学ばせてもらいました→95歳の現役ピアニスト・室井摩耶子さんにインタビュー「自分に貪欲になることはドイツ人から教わった」https://t.co/6DJLqLtmcs
— 石狩ジュンコ (@junkojunko8888) 2016年7月12日
- 室井摩耶子(むろいまやこ)
- 1921(大正10)年4月18日生まれ。95才
- 6歳の時にピアノを始める。
- 1941年東京音楽学校(現東京芸術大学)を主席で卒業。
- 1945(昭和20)年、戦後23才でピアニストデビューを飾る。
- 1956年、ベートーヴェン歴史上有名な音楽家を排出するドイツへ渡航し、ベルリン芸術大学に留学する。
- 1982年の62才の時に帰国し、日本を代表するピアニストとして活躍しフィルハーモニー管弦楽団などと協演を行う。
- 数々のCD,著書も発行している。
現在でも1日に4時間のピアノ練習をこなし、演奏会に合わせて1日に8時間ピアノを弾かれるそうです。
というように、日本が豊かでない頃から活躍し、未だ健康でおられる秘訣は何でしょうか?
そしてこんな逸話があります。
室井さんが東京音楽学校(現東京芸術大学)にかよっていた頃、日本は太平洋戦争の最中でした。
「絶対音感は敵の潜水艦を聞き分けるのに役立つんですよ。だから音楽と音楽学校は必要です!」
こう政府に東京音楽学校は訴えて、音楽学校に通えたそうです。
室井さん両親は音楽家ではなく、父親は工学関係で当時日本において必需品だった、ラジオの製作者、母親は専業主婦だったそうです。
日本の貴族などのお金持ちの家庭に育ち、ピアノ購入も当たり前に買ってもらったと思いましたが違うんですね。
人生を弾いておられるような素晴らしい音色ですね。
健康、長寿の秘訣
- 無心で力を抜きピアノを弾くこと。
- 肉をよく食べること。(肉を食べるとピアノ演奏における、体力や緊張感(集中力)が4時間持続できるそうです。)
- また値は張るが、ヒレ肉が特によく効き、100gは食るようにしているそうです。
- 新たな発見を喜ぶ。
- 好奇心を持つ。(85才からパソコンやデジカメを始めたそうです)
ということで、医学界や、芸能、スポーツ界で高齢の方が活躍する姿をテレビなどで拝見する機会がありますが、大抵の方は肉を好んでいるという光景を目にします。
やはり、元気の源は肉と関係があるようです。
その人によって、肉の種類や柔軟さの違いがあれども肉というのは健康長寿の必需品のようです。
また、室井摩耶子さんにおいては、何事にも好奇心旺盛でパソコンなどの電子機器に関しても興味を持ち使いこなされています。
以前に、認知症には手を動かし、考える(脳に刺激がいく)麻雀などが良いと言われていましたが、現在では認知症防止にはパソコンが良いと唱える学者もいます。
増して、ピアノを4~8時間弾きこなされいつも脳に刺激が行っているのでしょうね。
そして肉を食べ気力、体力の充実を図られる室井摩耶子さんは「生涯現役ピアニスト」という代名詞は納得できます。
おわりに
室井さんは87才の時に肺がんになり、手術を行っています。
完治されたにしても、癌そうになっている肺の一部はおそらくない状態で機能しているのではないでしょうか?
それでも95才となる現在も現役で長時間の演奏にも耐えられる・・・
おそらく現在は、薬は服用されていないのではないでしょうか。
室井摩耶子さんを知り、人間の生命の本質とはどこにあるのだろうかと考えさせられました。
自分の好きな道に進み、天命を全うしようとされている、この素晴らしい名ピアニストに尊敬の念を抱きました。
100才は勿論のこと、120才まででも現役ピアニスト、そして世界の長寿記録を更新されるように切に願っています!